御巡光5/16(金)


<会所>

浄土真宗東本願寺派 常願寺

  所在地  富山県南砺市院林292

  連絡先  0763  22  2042

真栗山常願寺は本願寺三代覚如上人の嫡男である、存覚上人の開基で
ある。開山の地である越前国丹生郡真栗に因んで「真栗山」と称して
いる。

存覚上人は常願寺を草創し、下間一族の下間五郎右衛門に執務を
託した。後に常楽臺預かりとなり、常楽䑓より二世賢勝が入寺した。
応安六年(1373)存覚上人遷化後は常楽䑓の称号と共に本願寺と
併立したと伝えられる。
現在の福井県福井市より石川県白山市松任を経て大永元年(1521)現在
の地に移った。

證如上人の「天文日記」の中にも書かれているように、
當寺は内陣一家衆として本願寺を支える要職を担っていた。
天正十三年前田氏が越中にて藩政を執るに当り、
加賀藩前田家より本願寺直系の由緒を尊重し現在の寺領を正式的に
拝領した。

常願寺の寺紋は「八藤抱十六菊御紋」と呼び、
第百七代後陽成天皇の御宸翰に十六菊御紋の使用許可を明示されて
いる事から、常楽䑓と共にこの御紋を寺紋としている。

毎年の存覚上人の御忌においては、寺宝でもある「存覚上人御影」を
御開帳し上人の御消息を拝読している。1322年の開山より御念仏を
相続し現在にいたる。


行事内容は後日更新予定